寝てるより楽はなかりけり。

発達障害の母とHSPの娘の話です。

私と姉と。

母が生活費の使い込みをして、浮気的なこともあったようで、実家に帰されていました。

当時、兄は親戚宅へ。(その後親戚の養子になりました。)

姉と私が、父と祖母に育てられました。

母が、使い込みをしてツケで高価な着物や貴金属を買ってしまって父は借金の返済に追われて、家はいつも貧しくてピリピリしていました。

姉は家事の手伝いができるので、祖母に重宝されていましたが、7歳下の私は家事も上手く手伝えず、肩身が狭い思いをして、いつも祖母の顔色を見ていました。

遊びに行くにも、田舎で母の噂は有名で、「あの家の子」と指をさされるので、家からも出られません。

私は学校の図書室に入り浸り、毎日本を読んでいました。

毎日本を読みながら、早く大人になりたい、大人になって家を出たいと思って居ました。

姉は7歳上の分、余計いたたまれなかった、買い物一つ行くのも、人の眼が怖かったと後で聞きました。

そしてある日祖母が、倒れました。脳梗塞でした。

祖母が寝たきりになり母が帰ってきました。

姉は中学生になっていました。