寝てるより楽はなかりけり。

発達障害の母とHSPの娘の話です。

葬儀

そして葬儀がはじまりました。

やや白塗りですが化粧し、気に入ったワンピースの喪服を着て母は上機嫌。夫が亡くなった悲壮感は全くありません。

理解に苦しむ人です。

お経を聞いていると、時々理解できる言葉があります。段々悲しくなってきました。

80歳に届かなかった父の死は、早すぎると思うし、急過ぎたと。

悲しさが段々と込み上げて、私の眼からポロポロと溢れました。

はじめはポロポロ。次第に流れ落ちて止められません。マスクが濡れて息がしづらくなりました。

 

母は涼しい顔でいます。この人の人間性ってなんだろう。

でも母は見ないことにしました。

今日は父ちゃんだけの娘でいよう。

 

お経が終わり、一回休憩です。

急いでマスクを変えます。

 

次案内された時は、献花の用意がされていました。

式場の係が花をくれます。

 

顔近くにカサブランカを入れました。

コロナで人数が少ないので、二巡りが来ました。

次はアルストロメリアを。

手元に入れました。少し、手を握ってみました。

涙が止まらなくなりました。

(これを打ちながらまた泣いてなかなか進めません。)

本当に、涙、鼻水、ぐちゃぐちゃになりました。

姉が泣きすぎてふらふらになって従妹に支えられて退場するのを見ました。