喧嘩勃発、大爆発。
妹の発言に頭がクラクラしていました。
怒りが通り越してめまいが。
あんたのお金じゃないでしょ。
そんなことを考えていたら大声がしました。
「何を考えているんだっ!」
顔を真っ赤にして、血管を浮き上がらせた兄の姿がありました。
「みんな、一生懸命働いてお金をいただいているんだ。そのお金を母さんに渡したのに、くだらない下着を買って、小娘みたいなことしやがって。」
「さぎ子(妹)もいい加減にしろ。そんなに母親に浪費させたいならお前が生活費をだせ!俺はもう降りる!お母さんとは縁を切る。さぎ子が面倒みればいい!」
兄の怒る姿などもう10年以上みていなかったので唖然となりました。
姉かぽつりと言いました。
「鷹男(兄)が正しいと思う。ことりも私も良かれと思って生活費を渡したの。お母さんが無駄遣いするお金なんて出せないよ。お母さんやるじゃん、なんてセリフ普通は言わない。」
私「私もあり得ないと思った。私もお母さんにはうんざりです。さぎ子に後はお願いしたいと思います。さぎ子はお母さんには腹が立たないみたいだから。」
さぎ子の顔がみるみる紅潮しています。
さぎ子「そんなこと、できるわけないじゃん!みんなひどいわ!」
私「じゃあなんであんなこと言うの?いい加減にしようよ!」
兄「さぎ子が面倒見てくれな!俺は知らんから。帰るわ。」
姉「私も嫌になった。」
私「さぎ子もお母さんも、謝ってよ!」
その直後、ヒイと、音が聞こえました。
妹が白目をむいて、ゆっくり倒れるのが見えました。
さぎ子の十八番の過呼吸発作的、なものかめまい的、なものかがはじまりました。
都合が悪くなるといつも倒れてしまう、になるのです。
これで、喧嘩の継続は不可能になりました。
兄と姉は余程腹を立てていたのか帰りました。
私も「過呼吸だったら、紙袋もらってね。」と声をかけ帰宅しました。
母とさぎ子を残して。